DMニュースブログ詳細
2018年07月31日
DMニュース 2018年夏号
CONTENTS
●第2回理事会報告
●第6回定時総会報告
●第3回理事会報告
●第6回定時総会 記念講演会報告
●第6回定時総会 懇親会報告
●「DM成功事例セミナー2018(東京・福岡・大阪)終了報告
●「第14回DMマーケティングエキスパート研修会」終了報告
●春のメルマガキャンペーン 終了報告
●新入会員(正会員)紹介
●委員会活動報告
第2回理事会報告
第1回理事会(4月19日)で6月の総会上程が承認された役員の一部改選について、その後、内容に変更が発生したことから5月21日(月)、第1回理事会承認の内容から一部変更の上、6月18日の定時総会へ上程する旨が、全理事からの同意と全監事からの異議なしの意思表示を受けて、承認可決された。
第6回定時総会報告
6月18日(月)、一般社団法人日本ダイレクトメール協会の第6回定時総会がメルパルク東京(東京都港区)にて開催された。 総会後は日本郵便株式会社より講師を招き講演会を行い、その後懇親会が開かれ、この日の全日程は無事終了した。
15時00分、開会にあたり佐藤暢晃会長が挨拶。当日朝に起きた大阪の震災を憂慮し、多忙の中参加いただいた出席者へ感謝を述べた。次に定款により同会長を議長に選任し、議案審議に移った。
審議事項第1号議案「平成29年度事業報告」について椎名専務理事より、第2号議案「平成29年度収支決算」について小泉総務・財務担当執行理事より説明。これらについて清水監事より監査報告が述べられ、出席者へ意見を求めた結果、第1、第2号議案ともに異議なく承認された。
続いて第3号議案「役員の一部改選」について椎名専務理事より理事候補4名について説明。出席者に意見を求めたところ、異議なく承認された。
終えて、3月14日開催の平成29年度第4回理事会にて承認済みである「平成30年度事業計画」を椎名専務理事より、「平成30年度収支予算」及び「公益目的支出計画の実施完了確認書」について小泉総務・財務担当執行理事が報告。「DMメディアと個人情報マーケティングについて積極的に発信し、協会の魅力作りを推進」、「事業と会員社協業活動を全国に拡大」、「最先端のダイレクトマーケティングへの積極的な対応」、「会勢及び事業収益拡大を重点目標に、健全な運営基盤と新規事業開発への投資」を柱に、各委員会での事業活動を推進していくことへの理解を求めた。最後に、4年をかけ実施し昨年3月31日に完了した公益目的支出計画に対し、実施完了の確認書が交付され一般社団法人に完全に移行したことを報告した。
第3回理事会報告
直前に終了した第6回定時総会において、「役員の一部改選」が承認されたことから、16時05分よりメルパルク東京内の会議室に理事、監事が移動し第3回理事会を開催。新執行部を全会一致で選出、承認した。
<新執行部>
会長 坂田 甲一(トッパン・フォームズ(株))
業務執行理事 大嶋 禎(アド・ダイセン(株))/ロジスティクス担当
菅沼 満(トッパン・フォームズ(株))/総務・財務、データベースマーケティング担当
なお、下記の業務執行理事は変更なし。
業務執行理事 椎名 昌彦((株)電通)/専務理事、ダイレクトマーケティング、研究開発担当
森 健((株)ディーエムエス)/広報担当
第6回定時総会 記念講演会「デジタルとアナログの融合はここまで来た!〜事例から見るコミュニケーションの最適化」/鈴木 睦夫
「デジタルとアナログの融合はここまで来た!〜事例から見るコミュニケーションの最適化」
講師:日本郵便(株)郵便・物流営業部 担当部長 鈴木睦夫氏
鈴木氏は冒頭、広告メールの開封率減少の解決策を探るため各企業と行った実証実験と、そこから得られた法則を解説。メールとDMを組み合わせる場合はDMを先に送ることが鉄則、クリエイティブの差よりも内容とタイミングが重要、LINEとメールの組み合わせは効果が無い、パーソナライズDMはシナリオやコストとの兼ね合いでセグメンテーションDMという選択肢もある等の実験結果を、データを交え紹介した。そして「このような試行錯誤は皆さんも行っているはずで、それが現在のDM市場拡大に貢献している」と付け加えた。
次に「次世代DM」と称した、新たなDMの活用法を紹介。ECサイトで商品がカートに入ったまま放置された場合、メールやアプリのプッシュ通知で購買を促す方法はあるが、効果は数パーセントに留まる。これをDMに置き換え、最短24時間以内にカート内の商品情報でパーソナライズされたDMを作成〜バリアブル印刷〜郵送までを自動化した結果、通常のメール施策に比べ購買率が20%もアップ。この手法の新しさは、顧客自身の行動をDM送付のトリガーとしたこと及び通数の増減に関わらず同じスピード、単価でコミットできることであるという。またDMに限らず様々な印刷物に応用できる可能性も秘めている。運用にあたっては「ターゲット、タイミング、クリエイティブは切り分けて測定しデータドリブン精度を高め、成功パターンの再現性を確保する必要がある」と語った。
最後に氏のメッセージとして、事業者も「オムニメディア」の実現が必要であると唱えた。さらに「これまでは顧客に対し、欲しくない情報を、欲しくない時に、欲しくないクリエイティブで押し付けていた。これからは前述のような技術を活用し、この変革期における課題を皆さんの力で解決していただきたい。日本人にはDM=手紙を尊重する文化がある。生活者ドリブンであること、オムニメディアであること、データドリブンであること、それさえ忘れなければDMは今後も益々メディアとして発展するのではないか。」と総括した。
第6回定時総会 懇親会報告
講演会終了後、17時40分より場所を移し懇親会が開かれた。
冒頭、定時総会の直後に開催された第3回理事会で、新会長はじめ執行部の選出を終えたことを受け、佐藤会長が退任の挨拶。「皆様のご協力に支えられながら、5年間会長を務めさせていただきました。深く感謝いたします。先ほどの講演会での鈴木氏のお話の通り、DMの新しい価値が見出される中で協会が果たす役割はさらに大きくなることでしょう。今後もご支援を賜りますようお願いします。最後にこのDM協会が益々発展していくことを、また会員社の皆様のご健勝とご発展を心から祈念して私の挨拶に代えさせていただきます。本当にありがとうございました。」と語った。
次に、新会長に選出された坂田甲一氏が登壇。「まずは第6回定時総会が滞りなく終了したことに対しお祝いを申し上げます。初参加にも関わらず理事に選任いただき恐縮ではありますが、このご縁を大切に佐藤会長の後を継がせていただくことになりました。誠心誠意、協会の発展のために力を尽くしたいと思います。宜しくご指導賜りますようお願いいたします。」と挨拶。その後、坂田新会長より新執行部の菅沼業務執行理事が紹介され(大嶋執行理事は当日大阪府における震災の影響で欠席)「前期までデータベースマーケティング委員会を担当しておりましたが、今期より総務・財務委員会を兼任させていただくことになりました。微力ではありますが、会勢拡大のために力を注ぎたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。」と挨拶。
来賓の紹介の後、代表して総務省情報流通行政局郵政行部郵便課長 野水学氏が登壇。「物理的に紙でメッセージが届くDMは多くの可能性を秘めた価値の高いメディアだと思います。アメリカの郵便公社ではその日に届く郵便物の表紙の画像が希望者に事前に電子メールで送信されるサービスが始まり、新たな効果を上げているようです。日本でも皆様の様々な取り組みによってDMの需要がさらに増え、今後もこの業界が益々発展することを祈念し私の挨拶に代えさせていただきます。」と語った。
次に今年の賀詞交歓会以降に入会された新入会員2社の代表が揃って登壇。小林クリエイト株式会社 鈴木光治氏は「デジタルとアナログの融合を通してより有効にDMを活用したい、また学んでいきたいと思い再入会を決めました」と挨拶。株式会社大塚商会 天野亮氏は「DMに関して様々な角度から勉強させていただき、可能性のあるこの業界の発展に微力ながら貢献できればと思います。」と挨拶。
そして乾杯の音頭のため、印刷工業会専務理事 藁科忠氏が登壇。「第6回定時総会が無事終了され誠におめでとうございます。最近、ペーパーメディアの減少は枕詞のように扱われていますが、DM業界においては、皆様のご努力によりマーケットを広げ独自の進歩をされていることを知り、感銘を受けました。今後も最先端を走り続けていただきたい。」と挨拶し、杯を上げた。しばらく歓談の時間が設けられ、賑やかに交流が進み会場は熱気に包まれた。
19時20分、花井秀勝理事が中締めの挨拶。「DM協会は今後坂田会長のもと、今以上に業界を盛り上げていきたい。私は内外での視察やディスカッションなどで、今また紙のメディアが復活し新しい風が吹いていることを実感しています。消費を喚起するにはやはり紙メディアプラス何かが必要です。今後大きく飛躍していくためにも会員社の皆様と横の繋がりを密にしながら共に新しい市場を開拓していきたい。」と述べ、出席者の健勝と業界の発展を祈念し一本締め。懇親会は盛況裡に幕を閉じこの日の全行事は滞りなく終了した。
DM成功事例セミナー2018(東京・福岡・大阪)終了報告
「第32回全日本DM大賞」の上位入賞企業のDM差出企業様、制作ご担当者様を講師に迎え、DM制作に至るまでの苦労した点や失敗、工夫した点などのプロセスなど事例紹介の他、最終審査委員によるDM大賞入賞作品からみる最新のトレンドや、会場ごとの講師やゲストによるトークセッションを、
5月24日(木)に大手町ファーストスクエアカンファレンス
5月31日(木)にJR博多シティ 10F 大会議室
6月1日(金)に新大阪丸ビル別館 2F会議室
の3会場にて開催。180名超が参加しました。
<受講者の声>
・実際に制作に携わる人の話を聞くことは非常に貴重であり、有益であると感じたから。DM作りのヒントがもらえたと感じた。(運送業)
・デジタルとの連動、データ分析を活用した事例が勉強になった。(印刷業)
・トレンドが知れた。結果(効果)が知れたため、提案イメージ、それに対する工数が見えた。(広告業)
・企画段階のお話も聞くことができたので、どういった視点でDMを行っていくか、どのような手法があるかを知ることができたので、自社の業務にも活かしていけそう。(製造業)
※詳しくはそれぞれの開催報告をご確認ください。
東京会場 https://www.jdma.or.jp/seminar/detail.php?id=49
福岡会場 https://www.jdma.or.jp/seminar/detail.php?id=50
大阪会場 https://www.jdma.or.jp/seminar/detail.php?id=51
「第14回DMマーケティングエキスパート研修会」終了報告
6月21日(木)、22日(金)の2日間、日本印刷会館(東京都中央区)で開催、68名がDMマーケティングエキスパート資格取得を目指し受講しました。
1日目はDMマーケティング概論、新規獲得戦略の様々な手法、CRMの基礎から応用までを学び、国内外のダイレクトマーケティング事例として実際のDMを見ながら、DMレスポンスアップのヒントについても学びました。講義終了後の懇親会では受講生同士、また講師とも交流を深めました。2日目はデータを基にした根拠あるDM提案の基礎、DMの企画立案から年間販促計画までを学び、最後に「修了試験」を実施し2日間の研修会は終了しました。
<受講者の声>
・基本的な知識を得る事で顧客対応にも自信がもてると実感した。(リスト業)
・本講座を受講し、知識の修得だけでなく、DM作成、提案へのモチベーションのアップにつながりました。(発送代行業)
・2日間、全ての講義が実務に直結してとても面白かった。すぐにでも実践で使えそうなので、学んだことを業務に活かしていきたいと思います。(印刷業)
・年間を通じた販促戦略の提案は自社でも求められていることなので、参考になった。(運送業)
・段階的なアプローチ手法やDMのプランニングについて参考になりました。(広告代理業)
■研修会終了後のスケジュール
修了試験の結果、68名全員がDMマーケティングエキスパートについて理解がなされていると認定されました。認定証および認定番号入りのロゴデータ等書類を8月中旬頃郵送します。
春のメルマガキャンペーン 終了報告
「全日本DM大賞受賞作品事例集2018〈PDF版〉」を無料ダウンロードできるキャンペーンを2018年4月16日~6月15日で開催し、209件のダウンロードがありました。
次回は秋に開催する予定です。
新入会員(正会員)紹介
次の企業が総務・財務委員会の承認を得て、入会されました。
◆小林クリエイト株式会社
郵便番号:104-0041
住所:東京都中央区新富1-18-1
TEL:03-5566-0467
◆大塚商会株式会社
郵便番号:102-8573
住所:東京都千代田区飯田橋2-18-4
TEL:03-3514-7625
委員会活動報告
第1回データベースマーケティング委員会
4月24日(火)11時00分~12時00分 於・協会会議室
沼田委員長はじめ5名が出席。委員長の交替、2018年度の勉強会スケジュールなどについて協議を行った。
第1回ロジスティクス委員会
4月26日(木)15時00分~16時00分 於・協会会議室
原田委員長はじめ5名が出席。今年度の活動内容や現場見学会の見学先などについて協議を行った。
第2回ダイレクトマーケティング委員会
5月7日(月)15時00分~17時00分 於・協会会議室
吉川委員長はじめ6名が出席。DM成功事例セミナーの申込み状況や当日の摺合せ、DMマーケティングエキスパート研修会、DMマーケティングプロフェッショナル研修会などについて協議を行った。
第1回データベースマーケティング委員会 勉強会
5月21日(月)13時00分~15時00分 於・トッパン・フォームズ(株)会議室
【テーマ】デジタルマーケの活用によるエンドユーザーへの伝達力の強化①
13:10~14:20 「パーソナル動画を活用した最新マーケティング技術、事例」
講師:livepass(株) 代表取締役CEO 山下 悠也 氏
14:30~15:00 「郵便受けに関する調査報告」
講師:トッパン・フォームズ(株) 企画販促本部マーケティング部 杉山 さやか氏
沼田委員長をはじめ15名が参加した。
第3回ダイレクトマーケティング委員会
6月6日(水)10時00分~12時00分 於・協会会議室
吉川委員長はじめ6名が出席。DM成功事例セミナーの終了報告や、DMマーケティングエキスパート研修会の申込み状況、DMマーケティングプロフェッショナル研修会のカリキュラムなどについて協議を行った。
第2回データベースマーケティング委員会 勉強会
6月28日(木)13時00分~16時00分 於・共同印刷(株)会議室
【テーマ】デジタルマーケの活用によるエンドユーザーへの伝達力の強化②
13:00~14:00 「モノとサービスをつなぐラスト1インチを世界へ・スマートプレート」
講師:(株)アクアビットスパイラルズ 代表取締役CEO 萩原 智啓氏
14:10~15:10 「デジタルマーケティングとの相乗効果を上げるDM施策とは」
講師:共同印刷(株) ビジネスメディア事業部 青井佑介氏、TSO 竹内寛明氏
15:20~16:00 「DMメディア実態調査2017報告」
講師:(一社)日本ダイレクトメール協会 専務理事 椎名昌彦氏
沼田委員長をはじめ32名が参加。
第4回ダイレクトマーケティング委員会
6月29日(水)10時00分~12時00分 於・協会会議室
吉川委員長はじめ5名が出席。DMマーケティングエキスパート研修会の終了報告やDMマーケティングプロフェッショナル研修会の申込み状況、DM制作教室のカリキュラムなどについて協議を行った。
第2回ロジスティクス委員会
7月24日(火)15時00分~16時00分 於・協会会議室
原田委員長はじめ4名が出席。勉強会の内容や現場見学会の見学先などについて協議を行った。